通信 #70
第3回学術大会 お知らせ #1
学会員の皆様へ
今年も多くの方々が参加し、本学会を盛り上げていただく事を願っております。
学会員以外のご参加も歓迎いたします。興味がある方へ声をかけていただく事をお願い致します。
大会の割り引き参加費は、11月30日までですので、早めの登録をお勧めします。
第3回大会実行委員会、及び 運営委員会
日本仏教心理学会第3回学術大会
日 時: 2011年12月10日(土)、10:00~20:00
場 所: 立正大学 11号館 (総合学術情報センター)
〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16 TEL:03-3492-2681
大会テーマ: 「混迷する現代社会 - 学会・学会員には何ができるか」
基調講演 : 上田紀行(東京工業大学准教授)
講題:「慈悲の怒り - 仏教と心理学の役目」
主な著書:『がんばれ仏教』、
『生きる意味』、
『ダライ・ラマとの対話』、
『「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ』、
『慈悲の怒り - 震災後を生きるマネージメント』
など多数
スケジュール:
10:00~10:10 大会長挨拶、学会長挨拶、
10:10~11:20 基調講演:上田紀行(東京工業大学准教授)
講題:「慈悲の怒り - 仏教と心理学の役目」
11:30~12:30 ワークショップ 「本学会・学会員の役割の可能性」
スピーカー:篠原鋭一(千葉県成田市 長寿院 住職、 NPO法人自殺防止ネットワーク風 理事長)
テーマ:「災害支援活動」
レスポンデント:井上ウイマラ(高野山大学准教授、本学会運営委員会員)
テーマ:「災害支援活動から学んだこと」
12:30~1:30 昼食
1:30~3:30 発表 セッション (発表内容は、後日お知らせいたします。)
3:30~3:45 休憩
4:00~5:00 交流タイム
5:00~6:15 総会
6:30~8:00 懇親会
8:00 終了
大会参加の登録:
1)なるべく、オンラインの登録をご利用した頂くことをお願い致します。
http://bukkyoshinri.com/2011_conference.aspx (10月11日より登録可能)
2)オンライン登録が不可能な場合、申し込み書(MSワードファイルの末尾)を利用してください。
参加費:
●割引参加費:11月30日までの、1)申し込みと、2)支払い済みの場合に適用
大会費 :2,000円(学生1,500円)
懇親会費:3,000円(学生2,000円)
●正規参加費: 12月1日~12月10日(当日)の申し込み (支払いは当日、会場でお願いいたします。)
大会費 :2,500円(学生2,,000円)
懇親会費:3,500円(学生2,500円)
※一度納入された参加費は返金できません。くれぐれもお間違えなく、該当する金額をご納入ください。
割引参加費に関する二種類の支払い方法:
1)郵便振替
口座番号: 00190-4-632611
加入者名: 日本仏教心理学会
日本仏教心理学会特定の「払込取扱票」の用意はありませんので、郵便局の「払込取扱票」を使用してください。
また、払込取扱票には、「第3回大会」と記入して頂くことをお願い致します。
2)銀行振り込み
銀行 :東京三菱UFJ銀行
支店 :武蔵境 (支店番464)
口座番号:(普通)0015413
口座名 :日本仏教心理学会
振り込みの受領書が必要な方は、銀行振り込みではなく、上記の郵便振替でお支払いされることをお勧め致します。
尚、銀行振り込みされた方への学会事務所からの領収書の発行は致していませんのでご了承ください。
問い合わせ連絡先:
日本仏教心理学会 第三回学術大会
202-8585東京都西東京市新町1―1-20
武蔵野大学 ケネス田中研究室
Email: bushinri@musashino-u.ac.jp (なるべくEmailのご連絡方法を最優先してください)
Tel. 042-468-3552 (不在の場合、留守番電話のご利用をお願い致します)
Fax. 042-468-3552 (注意: 変更いたしました。)
立正大学への行き方について(住所:〒141-8602 東京都品川区大崎4-2-16)
JR大崎駅と五反田駅から徒歩5分の大崎キャンパス。特に大崎は山手線のほかに、湘南新宿ライン、埼京線、りんかい線も
乗り入れるターミナル駅。神奈川・埼玉・千葉の隣接県とダイレクトにつながって、通学はもちろん、街歩きも就職活動も、アク
セス抜群の大崎キャンパスです。
・大崎駅、五反田駅から徒歩5分
・大崎広小路駅から徒歩1分
・大崎駅(JR山手線、湘南新宿ライン、埼京線、りんかい線)
・五反田駅(JR山手線、都営地下鉄浅草線)
・大崎広小路駅(東急池上線)
※新宿・渋谷・東京駅からのアクセスも抜群。
※湘南新宿ライン、りんかい線も開通。ますます便利に!
通信 #70
第3回大会のプログラム(2011年12月10日土曜日開催)をアップロードしました。
参加申込はなるべくオンライン申込をお願いいたします。オンライン申込がうまく行かない場合には、上記のプログラムの末尾にある申込書に記入してEメールでお送り下さい。
通信 #69
10月8日の公開講演について
(講演は、日本語で行い、入門的な内容となる予定です。)
(ミューラー先生からのメッセージです。)
講題:
唯識仏教の中心教理:三能變(意識の3つの転変) インド仏教の瑜伽行派は、東アジアでは「
唯識」または「
法相」として知られてきました。この宗派は、大乗仏教全体に渡る重要な課題に関する用語を沢山提供してきました。これらの用語は、三つの課題について説明をしてきたのです。その3点とは、
1)心がどのように作用するか、
2)衆生がどのように常に生死(輪廻転生)を繰り返してきたか、及び、
3)生死からどのように解脱するかという方法です。
唯識仏教は幅広くて複雑な教理を有しますが、その基本は比較的簡単な考察から始まるのです。すなわち、心というものは経験する外部の対象を「そのまま」認識せず、対象を大きく変容して認識するのです。
この変容(転変)は心の三つの側面として現れます。その三つとは、
1)保存・生成する側面 (阿頼耶識・あらやしき)、
2)考察・評価する側面 (末那識・まなしき、または、エゴ・自我意識)、及び
3)概念・感覚という側面なのです。
私の今回の話の最初には、唯識仏教の基礎的な側面を入門的に紹介し、その後、私たちが、どのように外部の対象を「意識の3つの転変」を通して自動的に変容するかを説明いたします。そして、最後には、心の作用を最もよく説明する『唯識三十頌』という有名な書物の簡単な説明を行って終わりたいと思っています。
皆様のご参加をお待ちしています。
【講 師】
チャ―ルス・ミューラー博士 本学会員、東京大学教授、専門:仏教学、特に唯識
【講 題】「唯識仏教の中心教理:三能變(意識の3つの転変)」 (日本語での発表)
【日 時】平成23年10月8日(土) 4:00~5:30 PM
【場 所】
武蔵野大学 仏教文化研究所 6号館5F
問い合わせ電話、メール:0424-68-3552、bushinri@musashino-u.ac.jp
【お茶会】 講演後、講師を囲んでの簡単なお茶の時間
【参加費】 1,000円 一般 (どなたも聴講可能)
500円 日本仏教心理学会員
【主催者】 日本仏教心理学会及び仏教と心理学等の接点を追求する勉強会(第89回)
(上記のご挨拶の英語原本)
(“The Core Doctrine of Consciousness-only Buddhism: The Three Transformations of Consciousness“)
A. Charles Muller University of Tokyo, Center for Evolving Humanities
http://www.acmuller.net
The Indian Buddhist school of
Yogâcāra, usually known in East Asia by the name of
Yuishiki 唯識 or Hossō 法相, is the major source for the terminologies used in all other Mah
āy
āna schools to describe the functions of the mind; to explain how sentient beings are continually reborn in cyclic existence, and to explain the courses and methods to achieve liberation from cyclic existence.
Yogâcāra is a vast and complex doctrinal system, but it all starts from a relatively simple analysis of the mind as something that does not perceive the world "as-is", but instead transforms it drastically as the world becomes represented onto our consciousness.
These transformations occur as three major aspects of the mind: (1) Its preservative/generative aspect (the Store Consciousness): (2) Its primitive deliberative/evaluative aspect (the
manas, or "ego" consciousness); (3) Its aspect of conscious conceptualization and sensory awareness. This presentation, after providing a basic introduction to the
Yogâcāra Project, will explain the mechanism of these three ways that we automatically transform the images of our external world. We will finish with a brief introduction to the
Triṃśikā 唯識三十頌, the text that most famously describes these processes.
I look forward to your participation
.
通信 #68 公開講演、「偲ぶ会」、学会費
1. 10月8日、公開講演 (再配信)
【講 師】
チャ―ルス・ミューラー博士 (本学会員、東京大学教授、専門:仏教学、特に唯識)
【講 題】
「認知科学としての唯識学仏教
- 三能変 (意識の三つの変化)について」 (日本語での発表)【日 時】 平成23年
10月8日(土) 4:00~5:30 PM
【場 所】
武蔵野大学 仏教文化研究所 6号館5F
電話:0424-68-3145
【レセプション】 講演後、講師を囲んでの簡単なお茶の時間
【参加費】1,000円 一般 (どなたも聴講可能)
500円 日本仏教心理学会員
2. 10月2日(土)、学会員『故牛田博子さんを偲ぶ会』のお知らせ
学会員でもおありであり、学会との深い関係を持つ
「仏教と心理学等の接点を追求する勉強会」のためにこれまで長年に尽くしてこられた
牛田博子さんが、5月21日に突然倒れられ、6月30日亡くなられました。
牛田さんは流麗な文章で勉強会へのお誘いを皆様に届けられ、飾らぬそのお人柄で多くの方々の信頼を集めてこられました。勉強会が10年の長きにわたり続けてこられたのも、牛田さんのご尽力のたまものであり、ここに謹んで御悔やみ申し上げます。
つきましては、次回の勉強会の折りに下記のとおり『偲ぶ会』を開催したいと思いますので、牛田さんとご縁のありました皆様のご参加をお待ち申し上げます。
なお、お香典等はご遠慮頂き、平服でご参加いただきますようお願い申し上げます。
『故牛田博子さんを偲ぶ会』実行委員
ケネス田中 (代表)
記
と き: 平成23年
10月2日(日)13時~15時
ところ:
武蔵野大学6号館五階 仏教文化研究所
連絡先:kktanaka@gamma.ocn.ne.jp
080-3386-9166 (緊急の場合)
3)23年度学会費の支払い
研究雑誌送付の際お願いいたしました23年度
学会費は、
9月15日まで支払って頂けますようお願い申し上げましたが、まだ、未納の会員の皆様には、お支払いをよろしくお願い致します。
通信#67 (2011/08/14
訂正)
学会員の皆様へ
(申し訳ありませんが、訂正文と追加文が必要となりましたので青色文字で再度送らせて頂きます。)
今日、2回目の通信でのお知らせです。3点ございます。
Ⅰ.12月10日学会大会の実行委員募集
今年の学会は
立正大学を会場として開催されることになっています。大会に向けて、学会員の中から、実行委員になる方々(5~7名)が必要となります。実行委員を募集することで会場校以外の学会員から新しい考え方や力が加わりより、一層充実した大会になることを期待しております。多くの会員に手を挙げていただくことを願っています。
下記が必要な役割となります。会場関係は、立正大学が担当されるので、他の役割担当者が必要となります。
尚、実行委員の役割は殆どメールで行えるように致しますので、事前の会議に出席していただくのは、有るとしても、一回だけと予想しております。また、実行委員になって頂く方々には、大会参加費の一部または全額を免除させて頂くことにいたします。
ご返事は、学会事務局宛てにメールでお願いいたします。尚、夏季休暇のため、事務局からの確認のメールは8月末となりますので悪しからずご了承願います。
事務局長・ケネス田中
A. 宣伝:(実行委員会員一人)
1.大会の情報をメールで会員等に流す(9月末)(実行委員会員一人)
2.ポースターの作成: (実行委員会員一人)
3.ポースターの郵送:(9月中旬) (実行委員会員一人)
4.メディアへの連絡: (9月末、11月中旬)(実行委員会員一人)
B.登録:実行委員会員一人
1.大会情報と紙ベースの参加登録用紙を用意する。(実行委員会員一人)
2.参加者のHPでの登録を用意する(島津さん)
3.参加者の名簿を作成する。(島津さん)
4.参加者の領収書を作成する。(島津さん)
5.参加者の名札を作成する。(島津さん)
6.参加者の入金を確認し、島津さんに伝達する。(実行委員会員一人)
7.参加者に入金の確認を伝達する。(今回はしない)
C. 大会学術内容: 実行委員会員一人
1.発表者:募集、選定、連絡:(実行委員会全員)
2.大会プログラムの作成:(実行委員会員一人)
3.基調講演者の依頼と連絡:(実行委員会員一人)
4.ワークショップ・シンポジウムの設定:(実行委員会員一人)
5.発表の司会の依頼と連絡:(実行委員会員一人)
6.今回は、「掲示版」発表も導入する (?)
7.交流タイムの設定と実行:(実行委員会員一人)
8.総会の用意:(学会事務局)
9.アンケートの用意と配布:(鮫島氏)(手を挙げてくださいました。)
D. 会場セッティング・発表者への対応: (実行委員会員一人 及び学生アルバイト、3人)
1.全体の司会者
2.会場の設定(前の日の設定も必要)(実行委員会員一人)
3.キャンパスの案内板の準備と設定 (実行委員会員一人)
4.基調講演者への応対:水、音声録音等(学生アルバイト、一人)
5.発表者のパソコン等の対応 (学生アルバイト、一人か二人)
6.発表セッションのタイムキーパー (パソコン対応と同じ:学生アルバイト、一人か二人)
E. 食事・宴会:(実行委員会員一人)
1.食堂との交渉と注文
2.飲み物の購入 (上と同じ人が担当できる。)
3.懇親会の進行係り・司会
F. 当日の受付:(実行委員会会員一人と学生アルバイト3人か4人)
1.名札、大会のプログラム、領収書:既に用意された3点を参加者に渡す (アルバイト2人)
2.経理: 当日の支払い、領収書の用意:おつりの用意。大会費と懇親会費の領収書を記入するが、
名前を参加者に自分で書き込んでもらう。(アルバイト2人)
G.予算・経理:(実行委員会員一人)
1.予算の管理
2.支払い
3.報告レポート作成
Ⅱ.10月8日(土)、公開講演
【講 師】
チャ―ルス・ミューラー博士 (本学会員、東京大学教授、専門:仏教学、特に唯識)
【講 題】
「認知科学としての唯識学仏教 - 三能変 (意識の三つの変化)について」【日 時】 平成23年10月8日(土) 4:00~5:30 PM
【場 所】
武蔵野大学 仏教文化研究所 6号館5F
電話:0424-68-3145
【レセプション】 講演後、講師を囲んでの簡単なお茶の時間
【参加費】 1,000円 一般 (どなたも聴講可能)
500円 日本仏教心理学会員
Ⅲ.23年度学会費
研究雑誌をお送りした際にお願いしました23年度学会費を、
9月15日までにお支払い頂きますよう再度お願い申し上げます。
通信#66
会員の皆さまへ
第12回 関西勉強会開催のお知らせ
このたびの東日本大震災において、亡くなられた皆様方お一人おひとりに哀悼のまことをささげ、被災されたすべての方々に謹んでお見舞い申し上げます。深い悲しみと大きな不安からの復興を皆さまとともに願っております。
さて、関西勉強会の第12回開催についてお知らせいたします。下記の通り、開催いたします。ご多用の折とは存じますが、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。また、身近に興味ご関心のある方がいらっしゃれば、お誘いいただけると幸いです。会員・非会員を問いません。
記
■日時 :2011 年
9 月 9 日(金)18:00~20:00頃まで
(教室は17:30より開放しています)
■会場 :
龍谷大学大宮キャンパス 東学306教室(下記HPの⑩)
地図:龍谷大学HP http://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html
「JR京都」駅より徒歩約10分
■発表テーマ:
宗教とスピリチュアリティについて考える■発表者 :
中尾将大さん(日本仏教心理学会会員、大阪大谷大学非常勤講師)
■
チラシ(PDF)
【発表要旨】
今年6月11日、白百合女子大学で「現代のスピリチュアリティを斬る:スピリチュアリティに関する心理学的考察-若手研究者の「宗教とスピリチュアリティ」討論会-」と題して公開シンポジウムが開催された。発表者はコメンテーターの一人として参加した。本発表ではその講演の内容に触れながら、主に発表者のコメントについて紹介する。そこで「スピリチュアリティ」の意味を示し、参加者との議論を深めてゆきたいと考える。
先の震災以降、物質レベルだけでは人間は真に幸福になることは出来ないのではないかという「気づき」が沸き起こっていると思われる。そして、他者のために尽くしたいと願う多くのボランティアが被災地に赴いている事実がある。我々はそこに人々の「勇気」「優しさ」「力強さ」「感謝」など、物質レベルを超えた「眼には見えないもの」を感じ取っているのではないだろうか。それらはこれまで見失ってきたものであり、震災復興・日本復興の原動力となると信ずる。「眼には見えないもの」は「スピリチュアリティ」や「精神性」という概念に加え、「宗教」とも密接に関連すると考える。現在、わが国は「明確な未来図」が見出せていないが、上記4点について議論することは未来へ「風穴」を開けることにつながるのではないだろうか。今回、参加者との議論の中で展開されるひとつひとつの意見が、今後、我々の進むべき方向を指し示してくれることだろう。
■会費:無料(ただし、終了後の懇親会費は各自でお願いします)
■連絡先:吾勝(あかつ)常行 (日本仏教心理学会会員、龍谷大学)
E-mail : t-akatsu@let.ryukoku.ac.jp
TEL : 075-343-3317(ダイヤルイン)
通信#65
第3回 本学学術大会 発表希望者募集
学会員の皆様へ
今年の学術大会は、
2011年12月10日(土)、立正大学で行われます。それに伴って、発表希望者の募集を開始いたします。
発表者募集:
1) 発表希望者は、
9月15日迄に、発表内容の要約(1000字)を提出してください。
(提出は、学会本部へお願い致します。出来る限り、メールでお願い致します。)
2) 発表希望者は
、9月1日迄に、正会員または学生正会員として入会し、会費を収めて頂けなければなりません。
(ホームページを参照)
3)
9月30日までに、発表(可・不可)に関して大会実行委員会から通知させて頂きます。
(選択基準: 内容の質、学生枠、初めての発表者等)
4) 発表時間は、1人25分(発表15分、質疑応答10分)(発表の要点を明記し、質疑応答・議論を重視する。)
なるべく、多くの応募者を期待しています。
日本仏教心理学会事務局
追伸:
大変遅れましたが、22年度の学会研修誌は、今月末に皆様へ発送される予定です。その際、同封される学会費請求書に従って、今年度(23年)の会費のお支払いをお願い致します。本来ならば、3月末に発送するものが、大幅に遅れましたことをお詫びいたします。
通信#64
学会員の皆様へ
以前通信#62でお伝えしました日本仏教心理学会会員の
日本印度学仏教学会学術大会での発表内容の詳細が事務局に届きましたので、お知らせいたします。
パネルDでは
、「仏道における行と慧」と題し、日本仏教心理学会員である藤能成が代表をつとめ、同じく日本仏教心理学会員である羽矢辰夫、原田哲了、中尾将太、吾勝常行、黒木賢一がパネリストとして発表することになっております。
曜日:
9月8日(木)1:40PMより:
場所:
龍谷大学大宮キャンパス学会事務局
2011年度 日本印度学仏教学会・学術大会 パネルD概要
1. パネルの題目 :
仏道における行と慧2.
発表内容、企画の要約と意義 藤 能成 (コーディネーター・龍谷大学)
現代社会において人々の精神的苦悩は深刻の度を深めているが、それらの根本原因は現代人一般の「理性的・合理的な近代科学の知を基盤とした、自己中心的・欲望追求的生き方」それ自体にあると考えられる。釈尊が説いた仏道とは、戒・定・慧の三学の実践を続けることにより、苦悩から解放されていく道であった。すなわち行ずること(定・瞑想)によって、煩悩に基づく分別心が抑制される中で、自らを超えた慧の働きに運ばれるのである。本パネルでは釈尊における三学、五根五力と六波羅蜜、浄土宗、浄土真宗、四国遍路を取り上げ、そこに「行(あるいは実践)」とその結果としての「慧」がどのように現れるのかを実践的・体験的に検証し、現代人を苦悩から解放することのできる具体的な方法や生き方を提示する。以下に各発表の要旨を示す。
1、釈尊における定と慧 羽矢 辰夫 (青森公立大学)
釈尊は自らの苦しみを引き起こしているのは認識のあり方の問題であると見通した。苦しみを解決するためには、認識のあり方を成長させることである。そのための方法が行であり、釈尊の場合は、瞑想が主たる方法であった。智慧とは、さとり体験をくり返すことによって成長した世界観である。戒律を守って生活を調え、瞑想によって認識のあり方の成長のきっかけをつかみ、智慧の実践によって安定的な成長へとつなげていくのである。
2、仏道における行の体系 原田 哲了 (龍谷大学非常勤講師)
仏教における行の体系について、漢訳の仏典においては、例えば『阿含経』や『大般若経』等に「五根五力」が述べられ、また『大般若経』等で「六波羅蜜」が述べられる。本グループでは、この中に見られる「定・慧」「禅定・智慧」ということに注目しなければならないが、ここでは「五根五力」を基礎にしてその意味するところを考え、これらの体系が特徴付ける仏道のあり方の意義を考察したい。
3、浄土宗における念仏と慧 中尾将大 (大阪大谷大学非常勤講師)
浄土宗の教えの実践により、現代人の精神性がいかに変化するかについて、事例報告する。事例の方々は、人生に対して消極的になられた方、重病で命が助からないというお二人であった。だが、念仏をとなえることで人生が好転し、安らかな最期を迎えられたのである。行の実践により、苦悩を解決し、人生を肯定的に受納している。「行ずることを通して慧に導かれる」構造は、現代人が、苦悩を解決し、人生を受納する方法を示している。
4、浄土真宗における聴聞と法座 吾勝常行 (龍谷大学教授)
アメリカ仏教におけるpracticeには「修行」の他、「繰り返し体得する」の意味がある。後者において日本の独自性を考える場合、実践法の一つに真宗法座を挙げることができる。なぜなら日本の文化的精神的基盤により培われ、かつ歴史的事実として多くの妙好人(特に在家の念仏篤信者)を輩出したシステムであることを確認できるからである。持続性をもつ真宗の法座と聴聞の中で、妙好人の世界観と認識のあり方がどう形成されたのか、事例を通して考える。
5、四国遍路における行と慧 黒木賢一 (大阪経済大学教授)
歩き遍路者は,四国の大地をひたすら歩く。一日30キロぐらい歩くがゆえに身体が悲鳴を上げる。時には,自分が歩いているのか,誰かよって歩かされているのか分からない瞬時があり,その中にお大師さんが現れる。このような心的物語は,論者が日々行っている心理療法の実践と類似している。心理療法の場では,クライエントはセラピストに苦しみを語りながら自らの神聖性に触れていく。
通信#63
会員の皆さまへ
第11回 関西勉強会開催のお知らせ
このたびの東日本大震災において、亡くなられた皆様方お一人おひとりに哀悼のまことをささげ、被災されたすべての方々に謹んでお見舞い申し上げます。深い悲しみと大きな不安からの復興を皆さまとともに願っております。
さて、関西勉強会の第11回開催についてお知らせいたします。下記の通り、開催いたします。ご多用の折とは存じますが、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。また、身近に興味ご関心のある方がいらっしゃれば、お誘いいただけると幸いです。会員・非会員を問いません。
記
■日時:
2011 年 7 月 1 日(金)18:00~20:00頃まで (教室は17:30より開放しています)
■会場:
龍谷大学大宮キャンパス 東学306教室(下記HPの⑩)
地図:龍谷大学HP http://www.ryukoku.ac.jp/omiya.html
「JR京都」駅より徒歩約10分
■発表テーマ:
宗教の本質とは? -人と自然と宇宙-■発 表 者:
藤 能成 さん(日本仏教心理学会会員、龍谷大学文学部教授)
【発表要旨】
非宗教的社会と言われる日本においては、多くの人が物質中心・自己中心・欲望追求・刹那的な生き方に流されてしまい、死への恐怖、孤独、不安、虚無感などの苦悩を抱かざるを得ません。仏教はこのような現代人の苦悩に対し、明確な解答を示しています。それは「知性」ではなく「感性」によって「自然に生きる生き方」です。そして、このような生き方は、仏教ばかりでなく、他の宗教、思想、芸術、文学などの様々な分野の人々も同じように説いており、彼らの発する言葉が「同じ体験」に基づいていることが見えてきます。異なる時代、地域、言語、文化の中で生きたこれらの人々が、何故同じ結論に至るのでしょうか?それは人は誰でも「感性」を研ぎ澄ますことによって、宇宙に流れる見えない導きの働き(普遍的な真理・実相)に出会えることを示しているのではないでしょうか。私は、そのような「感性」は一人ひとりに平等に与えられており、だからこそ同じ気づきの体験へと導かれるのだと考えています。
■会費:無料(ただし、終了後の懇親会費は各自でお願いします)
■連絡先:吾勝(あかつ)常行 (日本仏教心理学会会員、龍谷大学)
E-mail : t-akatsu@let.ryukoku.ac.jp
TEL : 075-343-3317(ダイヤルイン)
通信#62
学会員の皆様へ
この度、日本仏教心理学会の会員10名が、第62回
日本印度学仏教学会学術大会で発表することが決まりましたことをお知らせいたします。日本印度学仏教学会とは、日本では、仏教学の最大の規模を持つ権威のある学会です。
大会は、9月7日(水)と8日(木)に
龍谷大学で行われ、その2日目の1:40PMより下記のパネルが同時行われる予定です。
パネルCは、
「アメリカにおける仏教と心理学・心理療法の遭遇 - 仏教の新しい役割」と題して、日本仏教心理学会員である
ケネス田中、
葛西賢太、
千石真理、
井上ウィマラがパネリストとして発表します。(詳細は、下記を参照)
パネルDは、
「仏道における行と慧」と題し、同じく日本仏教心理学会員である
藤能成が代表をつとめ、
羽矢辰夫、
原田哲了、中尾将太、吾勝常行、黒木賢一がパネリストとして発表します。(パネルDの詳細な資料はありません)
皆様には、今後このように、日本仏教心理学会の存在感を強化して頂くことをお願い申し上げます。
事務局長 ケネス田中
追伸:
日本仏教心理学会の学術大会は、
12月10日(土)立正大学で行われますので、ご参加の準備をお願い致します。
1. パネルCの題目:
「アメリカにおける仏教と心理学・心理療法の遭遇 - 仏教の新しい役割」 2. 発表内容、企画の要約と意義
アメリカの仏教徒の数は、この40年間で15倍も増え、現在300万人となり、それはアメリカ全人口の1%にあたいする。その他、仏教同調者(sympathizers)及び「仏教に強い影響を受けた」という人々を仏教徒に加えれば、約3、000万人(全米人口の10%)が仏教に何らかの関わりを持っている「仏教的人口」を構成するということになる。
この目覚しい伸びにはいくつかの要因があるが、その一つは心理学・心理療法との遭遇である。心理学・心理療法は、仏教がアメリカで導入される大きな窓口となっており、この交流を主題とした本の出版も数百とまで増えている。また、心理学・心理療法の専門家(学者、心理療法士、カウンセラー、セラピスト等)の最低半数が上記の「仏教的人口」に含まれると言っても過言ではない。
仏教はアジアの新天地に伝わるにつれ、各地域の宗教や文化と交流することで弘まってきた。中国では道教、そして日本では神道との交流が仏教の社会への浸透を可能とさせた。アメリカでは、主流宗教であるキリスト教との交流はそれほど進んでいないが、その反面、現代アメリカ社会の精神文化に強い影響力を持つ心理学・心理療法との著しい交流は、仏教のアメリカ社会への浸透を促進させていることは確かである。因みに、この浸透によって仏教はその長い歴史の中で、初めて東西の壁を越え、西洋の国へ定着しつつあるのである。
このパネルでは、仏教が心理学・心理療法とどのような交流を行ってきたか、現在もっているか、を4つの角度から紹介し、仏教の新しい役割の実態を検討することにする。その際、「西洋文化」と「現代宗教」という新しい土俵に立つ仏教に関しては、未曾有とも言える課題、限界、可能性が明らかになりつつあるのである。これらの点もパネルの議論の視野に入れることにする。
発表内容
1)
田中ケネス 「アメリカにおける仏教と心理学・心理療法の遭遇 ー その全体像と仏教の再検討を目指して」(20分)
この発表では、アメリカ仏教の視点より、心理学との遭遇に関する主な出来事や課題を幾つか紹介し、全体像を描くことに努める。
仏教の心理学との遭遇の起源の一つとしては、二十世紀の初頭、ハーバード大学の初代心理学教授ウィリアム・ジェームスが、仏教と心理学の類似性を高く評価し、「仏教こそ25年後に、皆が勉強する心理学です」という発言が挙げられる。しかし、その後、宗教に消極的であったフロイトの精神分析が盛んになり心理学の主流をしめたことで、ジェームス教授の予言は実現しなかった。だがこの状況は、戦後に一変し、エイブラハム・マズローやカール・ロジャーズが提唱した人間性・実存心理学の興起で仏教への関心が高まり始め、その勢いは今日まで続いている。
近年、両者の関係に、その密度の深まりとその分野の広がりを見ることができる。この結果、現代社会の宗教的ニーズに対応する仏教として、仏教の限界とその可能性がより鮮明になってきた。仏教は心理学と協力することで、アジアの伝統仏教が殆ど取り扱ってこなかった「理想と現実のギャップ」という重要な課題も浮き彫りにされてきた。この結果、「後得智」や「出世間・世間」等という仏教教義の意義を再検討する必要が生じてきたと考えられる。この点も(本発表の主題である)全体像の一角として取り上げることにする。
2)
葛西賢太 「回心からマインドフルネスへ ー 依存症に取り組む仏教的心理療法」(20分)
米国では、医療現場を補助する形でさまざまな瞑想法が活用されており、諸派取り合わせて2000万人程度は実践しているとの推測がある(米国国立衛生研究所の2008年報告書)。ターミナルケアに取り組む患者やケアの与え手双方が瞑想を有意義に活かす事例、癌の患者にとって定期的な瞑想実践が治療上も奏功する事例に加えて、依存症への取り組みとしても瞑想が活用されている。
米国には、相互扶助共同体によるアルコール依存症からの回復の方法論があるが、そこでの回復モデルは、当初の回心型から気づきを重んじる型へと移行してきた。仏教との出会いは、気づき重視の依存症回復方法論は、ヴィパッサナー瞑想を中心とした仏教との出会いにより、マインドフルネスを軸にして整えられ、現在は、MBSRと呼ばれる、ストレス・リダクション法として定着している。この方法は、アルコール依存症者の再飲酒を食い止めるために有益であることがわかっている。
仏教から生まれた瞑想法は、現在、どのような変容を遂げ、実践されているのか、理論と実例に則して報告したい。
3)
千石真理 「内観療法の仏教的背景と国際的展開」(20分)
現在、アメリカは空前の仏教ブームであるが、概してアメリカ人が仏教に求めているのは、禅宗の自らの精神を高める修業修行的要素であり、チベット仏教の神秘的儀式であり、ダライ・ラマやティック・ナット・ハンが指導する、心を平穏へと導く瞑想法である。
この中で、浄土真宗を哲学的ルーツとする、吉本伊信の創始になる内観療法も広がりを見せている。内観療法とは文字どおり、自分の心の内を観ることである。現在、内観療法は自己改善法、自己反省法として、内観研究所、刑務所、少年院などの矯正施設、精神科、心療内科、ホスピスの医療の現場で、そして小学校から大学までの教育の場でも適応されている。
発表では、内観療法の設立と展開、日本とアメリカでの実施法の違いと評価に焦点をあてる。
4)
井上ウイマラ 「出家と解脱の本質を現代社会に活かす西洋的試みについて」(20分)
出家の原語であるpabbajitaは踏み出す・枠を出るという語源的意味を持ち、「家から家なき状態に出家する」という定型的な使われ方をしている。
解脱(vimutti)するためには、有身見、戒禁取見、疑という3つの束縛から解放されねばならない。有身見を超越することは、究極的に身体が自分の所有物ではないことを受容することであり、死に直面した人へのターミナルケアをするための意識のあり方に大きな示唆を与える。戒禁取見の超越は社会宗教的な儀礼や慣習への執着から解放されることであり、激動する社会にあってその場にあった儀礼を創造するための視点が与えられる。疑いを超えることは、外的権威に依存することなく人生を試行錯誤できる自己信頼を獲得することである。解脱の本質は、家や社会に条件付けられた思考や行動パターンから踏み出して真の自由と幸福を獲得してゆく姿勢を学び取ることなのである。
このような射程を持った仏教の瞑想実践は、西洋仏教の展開の中で心理療法を中心として子育てから平和活動に至る幅広い分野で活用されている。今回はM.エプスタインの心理療法の分野における空の応用的実践を中心にその西洋的展開を紹介してみたい。
5)休憩(10分)
6)質疑応答を含むディスカッション (残りの時間)
通信#61
学会員の皆様へ
1)22年度の
学会研究誌の発行が種々な理由で遅れていることをお詫びいたします。配達は、7月を予定としています。その際、23年度の
学会費のご請求をさせて頂きますのでご了承お願い致します。
2)学会員の葛西氏とポール氏から、下記の国際会議の案内がありましたので転送いたします。両氏のメッセージと葛西氏の添付資料も転送させて頂きます。質問は、大会HPまたは、両氏へお尋ね下さい。
学会事務局
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仏教心理学会御中
添付の通り、来年(2012年)5月に、
高野山で国際会議が予定されています。これは、前回の学術大会で安藤治先生が言及された、村本詔司先生⇒安藤治先生、と行われた国際会議の三回目です。
この会議で発題者が募集されておりますので、お知らせいたします。実践志向の会議ですが、「実践志向」の定義は広くとることができると思います。会員の皆様にもお知らせいただければと存じます。
添付資料
1)
御案内(PDF) 2)
申込書(WORD)葛西賢太拝 ktkasai@nifty.com